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『素数ゼミの謎』読んだ

2012/02/06 12:03 ジャンル: Category:その他の本
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 最初に病院行った日に、待合室で読んだ本。

素数ゼミの謎素数ゼミの謎
(2005/07/12)
吉村 仁

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アメリカに、13年、あるいは17年に一度だけ何億匹も大量発生し、数週間だけ凄い声で鳴き交わして死んでゆく、へんてこなセミがいます。どうしてそんなに長い間地中にいるの?13年と17年なのはなぜ?日本人の科学者が初めて解いた、奇妙な「素数ゼミ」の秘密。 (Amazonより引用)

 子供から大人まで楽しめる科学読み物
とも紹介されていましたが、確かに。
 というか、この手の子ども向けの体裁の本って、反対に大人でも難しいような科学の不思議を、子ども向けに分かりやすく書いてあるということのほうがすごいといつも思う。

 セミってふつうのやつでも8年くらいは土中で幼虫時代を過ごすのだけど、アメリカにいる素数ゼミという種類は、13年か17年という長期間を土中で過ごし、同じタイミングで羽化するのだそうだ。羽化の年はもうそれこそものすごい数のセミが出てきて、騒音も凄まじいのだそう。
 名前は聞いたことあったけど、詳しいことは知らなかった。13年ごととは言っても全米で同じ年に発生するわけではなく、いくつかのグループがエリアごとに存在していて、この年はこのエリアで発生するという感じなのだと。17年組は何グループあってこのエリアで何年に発生というデータも出ていて、かなり細かく研究されていることが分かる。


※この先はネタバレに繋がるので、気になるかたやこれから読むつもりのあるかたは読まないでください。


 肝心のどうして素数かとか素数の中でも13と17なのはなぜか、という話は、諸説がある中で、この本の著者も自説をベースに解説されている。
 17年以上は生物として幼虫期間が長すぎて、13年未満だと最小公倍数が小さくなって淘汰されやすいということらしい。

 グループがあるのは、氷河期に棲めるエリアが分断される中でできたのではないかという話だった。だから今でも素数ゼミは長距離の移動はしないとのこと。遠くに行ったって、交配できる仲間がいないんじゃどうしようもないものね…。

 一方で同じグループだけで交配し続けているということは、近親交配を重ねているということでもある。
 最近よく聞く「生物多様性」の遺伝子レベルの多様性に関しては、対極に位置する生物なのだなあと思った。遺伝子が同じクローンだけのグループって、一つの致命的な外的要因で絶滅の可能性があるからよろしくないなんて言うけど、素数ゼミはまさしく「All or Nothing」を選んだわけですな。
 それで何億年も生き残ってると思うと、どっちが正しいかってものまた考えさせられる気がする。

 面白く興味深い本でした。

素数ゼミの謎 吉村 仁

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