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『天翔の矢』読んだ

2009/03/08 12:28 ジャンル: Category:翻訳小説
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天翔の矢―ヴァルデマールの使者〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)天翔の矢―ヴァルデマールの使者〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)
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研修を終え宮廷に戻ったタリアだが、直後、「女王補佐」としての決断を迫られる。エルスペスにもたらされた、隣国の王子アンカーとの縁談を巡り、議会が分裂していたのだ。セレネイは一見申し分のない縁談に罠の臭いを感じて迷うが、証拠はなにもない。呼応するかのように、不穏な動きを見せるオーサレン卿。ついに女王の命令が下り、クリスとタリアは隣国の偵察に向かうが…。
Amazon 内容(「BOOK」データベースより)


 昔、現代教養文庫版の『女王の矢』を読んだ時は、実は続き物だと気付いていなかった。少女タリアが使者に選ばれて、学院に来て能力を開花させ、精神的にも成長して溶け込んでいく――という話で完結しているように思っていた。(作者だってメルセデス・ラッキーだったし…)
 今も、『女王の矢』はジュブナイル小説としてじゅうぶん単体で読めると思っている。

 実は「ヴァルデマール年代記」のひとつなのだったわけですな。タルマ&ケスリーからケロウィンとエルスペスの間を埋める物語。

 しかし、続きを読むと、ずいぶん印象が変わるなあ。
 1巻ではあんなにうまく使われていたタリアの能力が、『宿縁の矢』では実はかなり危ういバランスのもとに成り立っていたことが発覚する。
 ようやく能力をきちんと制御できるようになったタリアが、3巻では研修の旅から都に戻ってくる。一方で、解決したのは彼女の内部の問題だけ、とも言える。女王セレネイや王女エルスペス、そして女王補佐タリアを狙う陰謀は、今なお黒幕さえはっきりしない状況で進行していた。明らかに疑わしいオーサレン卿は、証拠が無い上に周囲の信頼も厚く、タリアは徐々に孤立していく。隣国ハードーンとの関係は良好だったが、申し込まれたアンカー王子とエルスペスの縁談はなんとなくきな臭い。そしてセレネイの命令で使節を兼ねて調査に向かったタリアと同僚の「使者」クリスは、友好的なはずのハードーンで進む異変に気付くが…。

 どちらかというとタリアの内の問題が中心で周囲の状況は動かない2巻と対照的に、外からの事件が次から次へと起こっていく。タリアがとってもとってもつらい目に遭って、かなーり重苦しい展開。特にハードーンに入ってからは、どうやって助かるのかとやきもきした。
 面白いという表現もなんだけど、一気に読んでしまった。
 あと見所は、恋する青年ダークの荒れっぷりか。笑える(酷)。

『女王の矢』は単体で読めるが、この3冊読んじゃったら、あとはもうシリーズ全部読むしかない。少なくともエルスペスが主人公でスキッフも出てくる『ヴァルデマールの風』は押さえないとなるまいし。となると重要な役割を持つ魔法の剣「もとめ」の前の持ち主ケロウィンの話も、ねえ。で、ケロウィンの話読んだら、師匠のタルマ&ケスリーの若かりし日も気になるだろうし。
 年代記の世界へ、ようこそー。

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 そう言えば、面白かったけど、一ヶ所だけ。
 死んだら、使者たちってそれが誰かまで分かるんじゃなかったの…?

天翔の矢―ヴァルデマールの使者〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)
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 参考までに、ヴァルデマール年代記を読む順番。

 0 タルマ&ケスリー (『女神の誓い』『裁きの門』『誓いのとき』)
 1 タリア 「ヴァルデマールの使者」(『女王の矢』『宿縁の矢』『天翔の矢』)
 2 ケロウィン (『運命の剣』)
 3 エルスペス 「ヴァルデマールの風」(『宿命の囁き』『失われし一族』『伝説の森』)

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 まあそれぞれきちんと話は片付くが、2『運命の剣』と3『風』シリーズは、もろに2『使者』の後日談で、伏線や黒幕やタリアの運命が全部分かってしまうので…。0『女神』はいつ読んでもいいかも。
 個人的にはタルマとケスリーのシリーズが一番好きです。他は最終的には男女のカップルで落ち着くけど、この二人+ワールはどこまで行ってもいい相棒同士で、断然かっこいい!

 あ、でも私、『失われし一族』と『伝説の森』持ってないです。
 立ち読みで流し読み(馬鹿)。
 最近の創元推理文庫、高くて…(涙)。



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